2009年4月26日日曜日

「問い」の問答:南直哉、玄侑宗久.著

 外国語を勉強しているとふと「乾いた」感じがすることがあります。理屈をつけて割り切る世界に疲れてくるというのか・・。そんなときに見つけたのがこの本。立ち読みしたら面白くて止まらなくなったので買って帰りました。帯に「語る禅僧」vs「書く禅僧」とありましたが巧い表現だと思います。
 実は対談の両者とも、それぞれの著書や講演(脳科学者の茂木健一郎氏のブログで公開されているもの)で存在は知っていました。そのお二人の対談ですが、こちらは仏教や禅への背景知識がないので「???」という点も多々あるのですが、真剣な言葉のやりとりに引き込まれます。
 ちょっと驚いたのが「全国に八万ヵ寺近くあるわけですから、これはコンビニの倍ちかいわけですから」という発言。お寺はそんなにたくさんあるのですね。「過当競争になりかねない数があるのでは、それぞれのお寺を維持するのはさぞかし大変でしょう」というのが正直な感想です。
 ただ、近所にもお寺さんはいくつかありますが「ある」ということは知っていても、宗派も知らないし、訪れたこともなく、本物のお寺には縁遠いことは変わりありませんが・・。
 本の話に戻ると、東洋的、仏教的な価値観というのを教えてもらえます。インドからタイ、中国、日本。やはりアジア的な考え方というのはどこか自分にしっくりくるところがあるのが不思議です。


同時代禅僧対談 “問い”の問答同時代禅僧対談 “問い”の問答
南 直哉

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2009年4月19日日曜日

またまた英会話上級

 4月も半月をすぎてようやくペースがつかめてきました。結局またまた2007年度の英会話上級を繰り返しています。2年前には「どうにもこうにも速すぎて・・」という感じだったのがようやく話題に目(気)がいくようになりました。ということは多少なりとも進歩したのかな?
 in short のコーナーも、当初は「いったいこれは何?」と何をすれば良いか見当もつかなかったのが「ああ、これは要約の練習だったんだ」と理解できるようになったのも英語に関する背景知識が増えたおかげでしょうか。
 自分にとっては難しい単語の多い「英会話上級」は今回聴いても「知らない単語」が多数登場するのがちょっとメゲるところですが・・。
 登場人物か固定されていないので、いろいろなシーンが出てくるのも飽きないところです。
 ビジネス英会話も素晴らしい講座なのですが、私は声での登場人物の聞き分けできず、テキストをみないとHIROSHIなのかJayなのかMelindaなのかRoseなのか判別がつかない(さすがに男性か女性かは判別できますが・・)という根本的な問題を抱えていました。日本語でも連続ドラマが苦手(役者さんと役を覚えられない)で推理小説の登場人物が覚えられないというタチなので、自分に欠点があるわけですが、英会話上級は「1話完結」なのでその問題もないのが嬉しいところです。

そのほかにもこの2年間でためた録音ファイルのうち、「もう2度と聴く時間はとれそうにない」というものを思いきってばっさり削除し、テキストも廃棄しました。
また聞きたくなったら「ベストセレクション」の類を、購入することにしようと割り切りました。
GB単位で廃棄したのでHDDの空きも大幅に増え、気分すっきりです。