2008年3月31日月曜日

新講座にわくわく!

 本日開始の新年度ラジオ講座、英語以外の言語もいくつか録音してみました。オープニングの音楽が違うだけでやはり「慣れない」気がするものです。
 そんななか、「リョースケ君シリーズ」が放映されると知って録音したアンコールドイツ語講座の音楽が今までと同じで妙に安心。つくづく「慣れ」とは恐ろしいものだと思いました。
 なぜ、できもしないドイツ語講座応用編を録音しているのかというと・・。昨年度は基礎英語の後がドイツ語講座で、ラジオを消さずにそのまま流すことがありました。
 リョースケ君シリーズはドイツの街を紹介するコーナーがあって、その紹介がなかなか面白かったのです。もちろん?ドイツ語部分はスルーして、日本語部分を聴いています。
 リョースケ君シリーズをもっと理解したいと今回は応用編テキストも購入してしまいました。我ながらいったいどうするつもりなんでしょうか?
 でも、この応用編のテキスト、日本語部分だけでも結構面白いのです。村上春樹あり。歌ありで、ドイツ語部分を除いて(読めないので自然と無視です)も読みごたえがあります。
 3か月分で1冊ですが、他の言語のテキストも日本語部分だけでも面白かったりするのかも。興味がわいてきてしまった・・。本屋でまだ残っていたら立ち読みしてみます。

2008年3月30日日曜日

年度末はいろいろ整理

 年度末にあわせてせっせといろいろ整理をしています。エキサイトにあった旧ブログはばっさりと削除ボタンを押しました。
 TVがないので死蔵状態だった衛星チューナーつきビデオ(本体)を欲しい人に渡しすっきり。
 TVアンテナ線まわりの掃除をするついでに古いPCで使っていたTVチューナー(有線)をひっぱりだしてきて接続してみました。付属CD-ROMのソフトはVISTA時代のものではないのでメーカのWEBで調べたところ、そのTVソフトはどうもVISATでの使用は無理っぽい。
 だめもとで物理的にアンテナ、USBと接続してみたらWindows Media CenterがTVとして認識しました。Lucky!
 いろいろ試行錯誤したところ、Media Center経由で録画もできました。しかし、この録画ファイルのサイズが大きい。ノートPCではすぐにHDDがいっぱいになってしまいそうです。
 それでさらに調べたところ、Windows ムービーメーカーでサイズを落とせるころがわかり実験も成功して一安心。これでNHK教育TVも見られます。外付けHDDを購入してもいいのですが、高画質は不要なので、今はこれで足りそうです。
 それにしても、何かを変更するというのは一大気合がいりますね。ひとつ増やしたらひとつ捨てるを心がけていても、なぜか物は増えてしまいます。いったん片付けはじめるとがんがん処分できるのですが・・。
 英語では春が掃除の季節(Spring-clean,Spring-cleaningと動詞でも名詞でも英辞郎に載っていました。)だそうですが、四半期に一度ぐらい、家具を動かすレベルの掃除をしておくと管理が楽そうです。
 夏と秋に大掃除の地域はないのかな・・年中ちゃんとしているところならありそうですね。ヨーロッパとか。

2008年3月27日木曜日

週末はラジオサーバーいじり

 ラジオ講座各番組の最後にもアナウンスがありますが、ラジオ講座の今年度は今週一杯の放送で終わりです。ということは、週末のうちに新年度に録音する分のセットをしなければなりません。
 ラジオ講座受講にものすごく役にたっているラジオサーバーですが、残念ながら録音設定については簡単とは言えません。
 なんせ文字入力キーボードがありません。左右上下のボタンで画面上の「あいうえお」表示を1文字1文字選択して、並んだら画面上の「変換」項目までボタンでカーソルを移動して・・というかなり原始的な作業となります。こつこつ1文字1文字入力するしかありません。1回の予約ならさほど大変ではないのですが、複数予約を設定するとなると気合の必要な「一仕事」と思ってしまいます。
 最大20個も予約できますので、一度「えいやっ」と設定してしまえば、あとは楽々生活なのはわかっているのですが・・。週末は新タイムテーブルと首っ引きで設定します。

2008年3月26日水曜日

iGoogle:RSSフィードはGoogleリーダー経由で表示

iGoogleでは、RSSフィードを直接
コンテンツを追加‐フィードやガジェットを追加
で表示することができます。
また、Google リーダーのガジェットを追加して、Googleリーダー経由で表示することも可能です。
どちらにするかしばらく実験していましたが、Googleリーダー経由にすることに決めました。直接RSSを登録すると、数やRSS先のコンテンツによってiGoogleの動作がかなり重くなりました。
 Googleリーダー経由であれば、新着だけがリスト表示され、カーソルを合わせれば吹き出し表示もできます。ただ、吹き出し表示だとスクロールがうまくいかない場合がありますが、その場合はGoogleリーダーを立ち上げて読んでいます。この方法にしてからはストレスを感じるほど読み込みが遅いと感じることはなくなりました。
 それにしても最近はRSSフィードにも広告が入るサイトがありますね。3行表示に設定してうち2行が広告だったりすると、即刻そのフィードの購読自体を解除するようにしています。ニュースサイトに多いようですが、RSSフィードからして「広告重視」に見えるならば「読まなくても良いサイト」認定してしまいます。
 ニュースサイトはちゃんとしたニュースを流してくれれば自然とそのサイトに誘導できると思うのですが、それを待てない企業さんもあるということでしょうね。

2008年3月25日火曜日

論理トレーニング101題:野矢 茂樹、著

 外国語どころか、日本語での表現もおぼつかずもどかしい思いをすることがよくあります。
 「何が言いたいの?」かを明確にせずに話はじめてしまい、収集がつかなくなることも多いです。
 論理トレーニング101題は、例題を読んで、その論理のおかしな点などを見抜く練習などを繰り返すことで力をつけようというちょっと変わった本です。横書きですが、文章を読んで問いに答えていくという形式なので、国語のテストに似ています。
  出題されている文章は、いろいろな出典から数行が抜粋されているのですが、これが読みものとしてなかなか面白い。だんだん「コラム集」を読んでいるかのように問題に読みふけっているうちに読み終わってしまいました。
 読み終わった後しばらくは何を読んでも接続詞が気になってしまい困りました。「この話の流れでこの接続詞は正しいのだろうか・・」などとついつい考えてしまうのです。
 しかし、自分で文章を書くようになって、人さまの書いた文章は皆「上手!」と思うようになったため、この「接続詞が気になる病」は今は鳴りをひそめています。
 この本を読んだ後に自分の文章を読み返すとひどくめげそうなところが困った点でしょうか。
 とても丁寧な作りなので、「論理学」とは何かを知らなくても充分に楽しめます。「ことば」とは何かを考えるきっかけになる一冊です。

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2008年3月24日月曜日

復習&助走week

 基礎英語が終わってしまったので(只今の放送は復習シリーズ)新年度開始までに、真剣に取り組んでいなかった他の講座を聴き返したりしています。
 特に英会話入門は、新年度は単なる「英会話」にレベルアップして登場予定なので、足慣らしをかねて各コーナーをしっかり聴くようにしています。
 それにしても、昨年前半分など、「こんなのあったっけ」状態です。ものしり英語塾を聴き返したらはじめて聴いたかのように面白いし・・。
 こんなに楽しめるなんて記憶力の弱さに感謝すべきなんでしょうか?複雑な気分です。

2008年3月23日日曜日

外国語の水曜日:黒田 龍之助、著

 表紙がなんだか古典的学問を連想させるのと「学習法としての言語学入門」という副題から読み通せないかもしれないと思いつつ読みはじめましたが。いやーもう素直に面白かった!
 いきなり引用してしまうと


 わたしは言語というものに幅広く興味があり、いろいろな国や地域の文化に強く惹かれる。その中でもロシアやスラヴ地域には格別の思い入れがある。自分が情熱を込めてやっていることは、やっぱりほかの人にも分かってほしいと思う。どうしたら分かってもらえるだろうか?
 ここでわたしは、ロシア語は将来絶対に役に立つからお買い得です。などという、怪しげな先物取引を勧誘するつもりはない。(P.9)


 なんと正直な。失礼ながら思いっきり爆笑してしまいました。
 著者は理系大学のロシア語教師という、想像するだけでなかなか生徒獲得が難しそうな環境でお仕事をされています。そんな中で、研究室に集まってくる面々とそれぞれの(著者本人も含む)外国語学習模様を紹介する第一章で笑いまくってしまいました。
 第2章からは「第二章 外国語幻想」「第三章 学習法としての言語学入門」「第四章 本と映像に見る外国語」と少々「言語学」に近づいていきます。
 第三章は大学での講義ノートをもとにまとめられています。なかでも以下の一節で目から鱗。


 確かに英語は便利だ。日本人だったらある程度勉強しているし、世界中で多くの人が理解してくれる。でも、英語だけが外国語ではないのだ。「ナントカ語一筋」なんて、決める必要は何もない。変な操をたてる必要は全然ないのである。いくつでも勉強していい。なんたって、みなさんはプロではないんだから。(P.258)


 あーそうか、そうだよね、プロ(言語を職業として生計をたてている)ではないんだから、何語を勉強してみたっていいんだ。趣味なんだから。そうだそうだ。
 しかし、「いくつでも勉強していい」と「プロ」の人が言ってくれるのは心強い。どちらかというと、「その道一筋」が推奨される世の中で、こういう後押しの一文は嬉しいものです。
 というのは、実はわたくし、英語もままならぬ身なのに、他の言語にも興味がありまして・・。英語は少々「生計をたてる」方にも関わっていますので、あまりおそろかにもできませんが、他の言語は純粋に興味があるだけなのです。「うーん◇◇語勉強してみようかな・・」とつぶやいてみても「そんなことをやって何が楽しいの?」というようなやや否定的な反応が多くて、ちょっと気持ちがあとずさりしかけているところでした。
 でも、この本で背中を押してもらったので、とりあえず手をつけてみてから考えることにします。
 「しなくても困らない」ということは、つまり習得まで10年計画、20年計画でも良いわけですし。できなくても業務に支障がでるわけでも、食料品が手に入らないわけでもない。
 それにしても、語学の会話練習にフィクション導入というのは考えつきませんでした。本文中には、外国語教師三人が、新たな言語としてイタリア語を習う過程で「私はイタリア人です」と「外国人ごっこ」をする例が紹介されています。これはいい手ですね。いずれ先生につく機会があれば試してみたいものです。
 

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道を尋ねられたこと、ありますか?

 最近読んだ複数の語学系の本に奇しくも同じような問題?について異論が述べられていました。
 その問題とは・・。

「外国人に道を尋ねられたときうまく答えられませんでした。長年学校で英語を習ったのにうまく答えることができなくて情けない思いをしました。」

 よく「英語学習のきっかけ」などにあるエピソードです。読んだ本ではいずれも「そんなことのために英語を勉強するのはおかしなことではないか?」という趣旨が述べられていたのですが、ここでは脇においておきます。
 それよりも、非常に素朴な疑問なのですが外国人に「英語で」道を尋ねられるというのは都市部などでは普通なことなのでしょうか?
 というのは、実は私自身が「やたらと道を尋ねられる」タイプで、しかも実は方向音痴なのです。今まで、日本国内のみならず、旅先(外国でも!)ですら道をきかれること多数・・。周囲の分析によれば「どこをどうやっても追い剥ぎには変身しそうにないからではないか」とのこと。
 いずれにせよ、この「道を尋ねられ問題」にはなみなみならぬ関心があります。
 経験から言うと、私が日本で道を尋ねられるときは、ほぼ100%日本語です。なぜか相手は「お国ことば」なまりの日本語のことが多く、津軽・青森系のことばと思しきものから、関西・九州方面と思われるものまで全国津々浦々の方々とお話させていただきました。傾向としては標準語とお国ことばの2言語話者ではなく、お国ことばのみの話者であるよことが多いように感じられます。
 そして、外国出身と思われる方から尋ねられるとき。外見がどうであれ、私の体験ではすべて「一応日本語」での質問でした。こちらは、あきらかに日本語は母語ではないということがすぐに感じ取れる方が多いです。それでも、質問は日本語なのです。ちゃんと勉強してきている。えらい!
 日本国内で道を尋ねられるときの問題はなんといっても「尋ねられたこちらが、その目的地がわからない・聞きとれない」ことにあると思っています。相手が日本人であっても問題は同じです。
 この混乱に陥る最大の問題は、地名、社名などの固有名詞の読みが間違っていることにあります。「〇〇へはどう行けばよいのでしょうか・・」と聞かれた「〇〇」を一生懸命頭の中で検索するのですが思い当たらない。「えーっと、〇〇?」ここで、相手が地図を見せてくれたり「えーっと、こう読むのかな?」などと説明してくれれば「あー、△△ですね。それならば・・」と説明できます。
 「日本語が母語」であると思われるたいていの人は、この段階でお互いが漢字から推測できる読みをあげていき解決に至るという結末を見ます。
 問題は「日本語が母語ではなさそうな人」からの質問です。ありていにいえば「外国人から道を尋ねられたとき」です。これはもう道端でクイズ大会を開催するしかありません。相手に何回も言い換えてもらって、想定できる店名もしくは地名を探す・・という泣きたくなるような突然のヒアリングテストです。
 アジア系の留学生さん(これまたなぜかよく思いがけない場所で道を尋ねてくださいます。)と思われる方からの質問でこの「どこに行きたいのか」がわからず「クイズ大会状態」に何度か陥ってしまいました。
 中華系の学生さんの場合は漢字の読みが母語にひきずられてしまったことが原因、韓国系の学生さんと思われる方は(しかしよく尋ねられるな)アルファベットの店名の読みが、その店が「カタカナ表示」しているものとまったく違った(私にはそう聞こえた)ことが原因だったことがあります。
 目的地が判明したときはお互いものすごく嬉しくなります。そりゃ道端で知らない人とクイズ大会ですから、解決すれば緊張がほぐれるというものです。
 私の場合はアルファベットのうち「X」が含まれた文字がある場合の聴きとりがだめなようです。そういえば、よく中華系のお名前などでXからはじまるものがありますね。あれはどういう音になるのが正しいんでしょうか。あまり音声できいたことがないような・・。注意力不足なだけかもしれませんが。
 ちなみに、英語で道を尋ねられたのはかなり昔に旅行先のロンドンで3回あったぐらいです。「ごめんなさい、旅行者なんです」と答えてことなきを得ました。残念ながら英語のモチベーションUPにはつながらなかった・・。

 とにもかくにも、日本国内で外国の方に道を尋ねられたら臆せずクイズ大会!これで解決です。
 それにしても、道を教えるって難しいですよね。特に方向音痴にとっては・・。
 ちなみに旅先で「迷子」になったこと、何度かあります。これは怖いです。ですから、道に迷った方を捨てて去っていくことはできません。なんせ、明日は我が身ですから・・。
 
 

2008年3月22日土曜日

料理本選びの考え方あれこれ

 料理本が好きでかなりの冊数を読みました。
 趣味で読むならともかく、必要に迫られて料理本を購入する場合もあると思います。料理本っていろいろあるけれど、どう違うの?どうやって選べばいいの?という点を考察してみます。

1.文字数が少ない=簡単ではない。
 文字だけでできあがりの料理が想像できるようになるのは、かなり料理に慣れてからだと思います。
 楽譜を読むだけで頭の中に音楽が流れるような状態と似たようなものではないかと。あるいは、短歌や詩を読むように文字の「余白」を味わえるようになってからといいますか。
 さっと立ち読みして、どれも手順とできあがりがぱっとイメージできるなら「買い」だと思います。

2.料理家、料理研究家によって味付けも手順も相当違う。
 基本的に、料理研究家が自分の名前を前面に出して売っている本を買うようにしています。それぞれ独自のスタイルで商売しているので、どれも真剣勝負でレシピも練り上げてあるからです。
 そのかわり、料理研究家によって味付けは相当違います。自分が薄味好みか、濃い味好みかを考慮せずに、逆の嗜好の本を買うと「口に合わない」ということになります。
 味噌ひとつとっても、全国には米みそ、豆味噌、麦味噌の他に甘口、辛口とあるわけですから「味噌大さじ1」と書かれていても、どんな味噌かによって全然味が変わってしまいます。
 「全国平均」で書かれている著者名のない料理本は「どんな調味料であってもそこそこの味に仕上がる」ように設計されているようにお見受けします。つまり、「そこそこ」にはなるけれど「おいしーい」という味には仕上がりにくい。
 その点一人、口にあう料理研究家を見つければ、その路線を追及していけばいいので楽です。
 化学調味料類を使う、使わない、推奨の道具などもそれぞれ違います。自分の趣向にあう研究家を探してください。(慣れればレシピを見るだけで判断つくようになりますが、最初は「つくりくらべ」するしかないですね・・)

3.シェフのレシピはおいしいけれど健康には?なことも
 飲食店で活躍しているプロの料理人のレシピも、惜しげもなく情報を出してあるものもあって、とても勉強になります。しかし、「ええっ」というほど油を使ったり、「毎日食べる料理」ではない場合があります。
 そのあたりをふまえて読めば、「さすがプロ」と感心することがたくさんあって個人的には好きなのですが・・。毎日食べたら確実にメタボ警報だろうなというものもありますのでご用心。

4.TVやDVDは実はためになる。
 紹介できる料理の数から言って、本が効率が良いのは確かですが、野菜の切り方(大きさなど)や火加減などはTVやDVDの方が具体的にわかります。
 「あーこうすれば良いのか」という真似にはTVが良いです。
 最近TVなし生活なので、残念ながら見ていませんが、やっぱりNHKの「きょうの料理」が王道でしょう。
 「きょうの料理」からは500円のDVDが出ていますのでこちらでも良いかも。なぜか先生が作っているのを見ると自分でもやってみたくなります。

5.どんな出版社から出ているか見る。
 たとえば、大手スーパーマーケット系の書籍では、そのスーパーで入手できない食材はレシピで使ってはいけないことになっていると何冊かの本で読みました。それで「そこそこ味」にしかならないのか・・。
 また、料理専門誌系の出版社からのものは、写真が美しくまた内容も大変にマニアックなものがあります。
 出版社ごとにシリーズものを出しているところもありますし、レシピの用語も会社ごとに統一されていたりしますので、出版社で絞るという手もあります。


 つらつら書いてみましたが、放送50年の「きょうの料理」を見て、気に行った料理を作ってみて、口にあったらその講師の本を見てみる・・というのも良いかもしれません。長寿番組だけあって人気講師がそろっています。うーん。TV見られるようにしようかな・・。
 
 
 

2008年3月20日木曜日

iGoogle:音読のカウントなどに役立つ超シンプルなカウンタ

 音読練習などをするときにシンプルなカウンタが欲しいと思っていました。ふとVistaもしくはiGoogleのガジェットにあるのでは?と思い立ち、検索したところ、iGoogleのガジェットに見つけました。
 日本語でカウンター、カウンタではヒットしなかったので、キーワードをCounterにして見つけたのがこれ。
 Counter--Cute
 1クリックで1増えるシンプルなカウンターです。Resetを押して、0になるのをOKして、Countボタンを押せば0に戻ります。
 弱点は、iGoogleの自動更新のタイミングとぶつかるとResetされてしまうこと。
 作成者はインドの方とお見受けしました。
 iGoogleのガジェットはまだ数がそれほどないので、英語で検索してもさほど苦労せずに見つけることができました。
 欲しかった条件は十分満たしているし、動作も軽いです。これでカウンタ探しから解放されると思うと嬉しい限りです。

2008年3月19日水曜日

捨てつつ保管する道具:ドキュメントスキャナ

 「質量のあるもの」の量を一定以下に保つのに便利なのがドキュメントスキャナです。現在使っているものは、連続両面スキャンの後、PDFファイルにすることが可能です。
 紙は1枚1枚が分離しているもののみスキャン可能な形状ですので、本の場合は分解しなければなりません。スキャンすると決めて本を分解したら、それで紙の本とはさようならということになります。
 これが、かえってすっきりあきらめをつける効果を生んでいます。
 NHKラジオ講座のテキストの8割はこうしてスキャンされて紙の本は消えていきました。
 残念なことは紙送りのジャムや、スキャン面の汚れによる縦筋、紙の傾きなどがどうしても出てしまうこと。多少の補正はできるものの完璧にきれいな状態にはなりません。
 いっそd-テキストを買おうかとも思うのですが、d-テキストは保護が堅そうなので、今のところPDFファイル自作の手間はがまんしています。
 こんな手間をかけて保存しているのに、実はあまり見返すこともないあたり、単なる「安心」のための無駄な作業なのかもしれないという気もするのですが・・。それでも、本棚があふれることがないだけ気が楽です。
 
DR-2050CIIDR-2050CII

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2008年3月18日火曜日

情報を捨てる技術:諏訪邦夫、著

 1937年生まれの医師で、著書、訳書多数で、クラッシック音楽が趣味で、PCは黎明期からさわっているという、想像しただけで恐ろしく忙しそうな方の書いた捨て方指南本。
 2000年発行の本なので、PCに関する記述はちょっと古いところもあるものの、基本的な「何を捨てていいのか」という考え方は役に立ちます。さして厚い本ではありませんし、さすが情報の海を生き抜いてきた著者だけあって、指南も明快です。一例をあげますと・・。


 じつに単純なことですが、古くなった情報は役に立ちません。捨てましょう。(P.99)


 シンプルすぎて爽快感すら漂います。
 「人間だから処理できる量には限りがある。処理できない分は捨てなさい」という方針が一貫して貫かれています。実はこの本も、基礎英語3を「聴かない決意」をする後押しとなりました。
 前半部分が秀逸です。後半部分は、テキスト主体のWIN3.1や95時代からのユーザーはともかく、最近PCを使うようになった人には縁のない話だと思います。それこそ「必要のない部分は読まない」で時間を節約する手もありでしょう。
 著者も何もかもに目を通せとは言っていないのできっと許してもらえるはず。
 それでも上記の引用のようなシンプルな断定が「指針」として役に立ちます。

情報を捨てる技術―あふれる情報のどれをどう捨てるか情報を捨てる技術―あふれる情報のどれをどう捨てるか
諏訪 邦夫

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2008年3月17日月曜日

iGoogleでのメモは「Todoリスト」ガジェットが便利

「振込をする」「牛乳を買う」「はがきを出す」などちょっとしたメモにGoogleカレンダーは大袈裟だし、付箋も書いたら消さなければならないし・・そんなときにはTodoリストが便利。
 iGoogleにも「ツール」タブの中にTodoリストがちゃんとありました。ドラッグして「ホーム」に移動して一番目立つ位置において「ちょっとメモ」に使っています。
 なんと言っても終わったものを×で消せるのが便利。
 何も記入していない状態だと面積が狭いのも良いですね。面積を増やしたくないので、5行(つまり5件)以上にならないよう、「さっさと終わらせる」を心がけています。
 Todoを増やしたくない一心で、即時に用事をすませてしまったり。にわとりが先か、たまごが先かといった様相ですが、用事を済ませるという目的は達成しているのでよしとしましょう。
 

4月からのラジオ講座

 週末テキストを買って検討した結果、4月からのNHKラジオ講座は、英会話、入門ビジネス英語、実践ビジネス英語、ものしり英語塾の4講座を聴くことに決めました。基礎英語3もテキストを購入してみたのですが、たまたま読んだ下記の本に書いてあった以下の文章に「なるほど」と思ったので、「卒業」してみることにしました。(「学ぶ」から「使う」外国語へ:関口一郎、著)


 当時視聴者の方々からよくお手紙をいただいたものだが、その中で非常に多かったのが、「先生のドイツ語講座を毎年楽しみに勉強しています」というものであった。これは講師としてはとてもこまる。この種の講座は一年でひととおりの初級コースを完結し、視聴者には次のステップに移っていただくことを前提としているからである。(P.44)


 ちなみに著者は、長年TVのドイツ語講座の先生だった方です。この本は大学での外国語教育についての意見が書かれている部分が多いので、書評はしませんが、先生自身の「艱難辛苦を乗り越えた」ドイツ留学体験や、勉強法については参考になりました。
 
 基礎英語を卒業して、英会話とビジネス英語(2講座)に絞りますが、毎日別内容の放送のうえ、レベルが上がりますので、ちょっと大変かも・・。無理だと思ったら2007年度の講座の復習に切り替えるかもしれません。
 不思議なのは昨年までずっとビジネス英会話の杉田先生の講座は必ず眠くなるという印象だったのですが、最近はすごく面白く聴いているのです。これはつまり、レベルが高すぎてまったく意味不明(クリスさんの説明も聴きとれずに)で脳が拒絶していたのが、「ことば」として認識できるようになってきたということでしょうか?「聴けなくて当然」の意識でただ流していたのですが(テキストは買っていましたが、難しすぎて取り組めませんでした。)、あるとき「あれ?意外と面白い」となり眠くもならなくなっていたのです。その間まじめに取り組んでいたのは基礎英語2と英語ポッドキャストなどの聴取。
 というわけで、昨年前半に「眠り薬」状態だった「高橋修三シリーズ」がどんな話題だったのか、もう一度聴いてみたいと思っています。英会話上級も同じく。ほとんど新作を聴くのと同じ感覚なので、新作ともども楽しみです。



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2008年3月16日日曜日

決められない! :清家洋二、著

 精神科の医師が「決められない」ことについて解説した本。副題が「優柔不断の病理学」となっている通り「病気」レベルで決断ができない例が登場します。
 第一章タイトルは「決められないこどもたち」ですが、「今どきのこどもたちは~」という一般論ではなく、具体的に精神科につれてこられたこどもの例で極端な「決められない」状態が示されます。
 そのうえで、子どもの前に「親からして問題あり」な例が第2章を通して示されています。
 「決められない」ことに無自覚な大人が結果として責任回避行動をとったり、的外れなことをしたり、攻撃的な行動をしたりと・・困ったことを引き起こすのです。
 この本は、決められない人が決められる方法を見つけるための本ではありません。著者のことばを引用すると・・。


 ここで訴えたかったことは「決断しなければならない」ということではなく、決断できない人が現代社会の中に投げ出されている状況を認識すること自体が重要だということである。(P.202)


 本書の中で印象的なことばが「不安耐性」。不安に弱いというイメージと、攻撃的、衝動的というイメージはつながっていなかったのですが。なるほど、不安に耐えられないから衝動的な行動に出る、キレるということになるのですね。そういえば「弱い犬ほどよく吠える」ということばがありましたね。
 それにしても、以下の点はちょっと驚きでした。


 1996年にイスラエルとアメリカの研究者たちが、積極的に新しいものを求めていく「新奇追求性」といわれる性格特性と遺伝子との関係を発表した。(P.126)


 遺伝子で性格の傾向がわかることも驚きでしたが、欧米と日本人との比率の差も驚き。
 「保守的な国日本」は遺伝子に組み込まれたものだったのか。それでは、少数派の「新奇追求派」が騒ぎ立てたところで、この国の「体質」はそうそう変わらないよなぁ・・と妙な納得の仕方をしてしまいました。
 




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2008年3月15日土曜日

基礎英語2:最終回も淡々と

 14日の放送で2007年度の基礎英語1,2が最終回でした。基礎英語1は、設定は変わるものの、講師の松尾先生他続投です。
 基礎英語2は本当に最終回だったのですが、いつもの通りの達成感講座(いや、ずいぶん難しいところまできたものだという感慨はありましたが)で、最後にさらっと挨拶があって淡々と終わってしまいました。最後まで基礎英語2らしいというか。「飄々としている」という形容がぴったりの講座でした。
 これで2007年度の基礎英語2は全回分、一度も欠くことなく聴くことができました。人生初の快挙です。
 以前はラジオを聴くのも、CDを購入するのも挑戦したものの続きませんでした。
 今回、ラジオサーバー導入が「皆勤賞」の大きな助けとなったのは確かです。しかし、ラジオサーバーを入れたことが他の方法とどう違ったのか、続けられたのは何故なのか、自分でもまだはっきりわかっていません。どうしてうまくいったのか考えてみる価値はありそうです。
 挫折するかもと思いながら始めたのに結局挫折しなかったというのは、嬉しい「予測はずれ」です。次年度もさらに「バージョンアップ」できるよう、学習の段取りを考えなければ!

2008年3月13日木曜日

4月からのNHKテキスト発売日

 14日はNHKラジオ講座のテキスト発売日。ですが、4月分からは変則的で、リトルチャロだけラジオも18日発売です。
 うーん。やはりテキストを2度買いに行くのも2度配達されるのも面倒なので、リトルチャロは見送りにしようか・・。
 でも、チャロは「目玉」のTV・ラジオ連動講座のようだから、力も入っていそうだなぁ。などとまだまだ迷い中。
 週末はテキスト買出しの予定です。楽しみ!

2008年3月12日水曜日

基礎英語2:So far, so good.

 「これまでのところは順調だ」という意味の本日のPLI(Phrasal Lexical Items)です。
今日で2007年度の通常のスキットは終了。最後のPLIは、先生から我々学習者へのはなむけの言葉でもありました。
 主人公のthe Naitos(内藤さん一家)はthe Philippines(フィリピン)へお引越しすることになってお別れ会が最終回になるようです。(3/14,15放送)
 聴き続けることに関してはSo far, so good.でしたが、内容については、基礎英語2のレベルでもこれほど手ごわいとは・・といった感じで、多いに勉強になった1年でした。
 もう一度確認したい点がいろいろあるので、新作の基礎英語2はパスして、2007年度放送分のうち気になる点を復習していこうかななどと考えています。
 テキストの「英語の疑問解決塾!」の石田先生・ケッケちゃん(アシスタント猫)のコーナーもとても勉強になりました。かなり気に入っているので、このコーナーが続くとなると、次年度のテキストも捨てがたいのですが・・。Kekkeちゃんのワンポイントガイドの「上品猫」な語り口のファンだったりします。
 たしか以前の基礎英語に同様のコーナーがあった松本先生分は単行本になっているはず。今連載中のものも、まとめて単行本化されることを期待しています。
 「中学生でもわかるように」を念頭においた懇切丁寧な解説ってなかなかないんですよね。その点、基礎英語+レベルアップ英文法のテキストは、さすがによくできています。
 それにしても、あと1回で「卒業」か・・。
 

電話のセールスと迷惑電話業者はつながっている?

 電話帳に載せていないFAX利用が目的の固定電話の番号を持っていますが、最近電話回線のセールス(「お得な電話料金に・・」)が増えました。すると、今度は明け方(AM6:50!)にどうも場合によってはおれおれ詐欺をしようと思ったのではないかと思う電話がかかってきました。
 なんせ普通の電話がかかってくるはずのない番号なので、こちらが不審感ありありの対応をしてしまいました。相手は、無言になって最後はぶちっと切られましたが・・。どこから番号が漏れたのかわかりませんが、両者のタイミングが一致しているので、そちらの業界に番号が流れてしまったのは間違いないようです。
 見込みなし番号としてあきらめてもらえれば良いのですが困ったものですね。
 そういえば、最初にこの番号に電話がかかってきたのは、選挙のときの候補者事務所からでした。いわゆる「〇〇さんへ投票おねがいします」というやつです。当時「どうやって知ったんだろう?」と不思議に思ったものでした。そして〇〇候補を真っ先に投票する先から除外したのでした。一生懸命なあまり逸脱行為をする運動員もしくはブレイン(まさか候補者本人が知っていたら止めるでしょう)がいることを察したからです。
 FAX機が普通の電話機なので、とろうと思えばとれるのでついとっちゃうんですよね。
 そうか。とらなきゃいいのか。
 

2008年3月11日火曜日

ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき世界をめざす銀行家:ムハマド ユヌス&アラン ジョリ・著、猪熊弘子・訳

 初版発行は1998年9月なので2006年のノーベル賞のはるか前に書かれた本。
 最初にグラミン銀行およびムハマド・ユヌス氏のことを知ったのは、おそらく10年以上前、ある雑誌での紹介記事でした。
 当時でも既に「貧困からの救世主」という扱いで、書いてあることがあまりにも理想的でかえってうさんくさいような気がしました。しかし、それから10数年。マイクロクレジットという手法は順調に拡大し、ユヌス氏はノーベル賞を受賞しました。
 ここにきて、ようやく自伝を読む気になったのは、マイクロクレジットの実際は、10数年前の雑誌で読んだような、「かわいそうな女性に少額を貸し付ける」というイメージとは遠く、ほとんど江戸時代の「五人組」のような連帯制度をとっているらしいということを知ったことがきっかけです。
 読んでみるとユヌス氏のパワフルなこと。なんせアメリカ留学中だったにもかかわらず、バングラディシュ独立運動にまで関係している。
 徹頭徹尾「行動しなくちゃ意味がない」というスタンスなので、故国の大学教授となっても近隣の貧困が見逃せない。見逃せないので農業の生産性を上げてみたり、いろいろやってみてしまう。失敗だと思ったらまた別の方法を探す・・。
 この調子でマイクロクレジットも実験的にはじまり、既存銀行に協力を求め、だめだと思ったら国に協力を求め、国ではだめだと思うと民営化して・・というように流れ流れて総裁になってしまう。その他にも、まぁいろいろ頼まれること頼まれること。
 1972年がバングラディシュ独立なので、現在まで約35年。35年でここまでくるということはそれぞれのできごとは10年もかからずに起こっている計算になります。国営のものを民営化するのに、延々と議論のあげく、決定から実施まで年単位という日本とは時間の流れが違うのかも。
 肝心のマイクロクレジットの手法ですが、やはり、昔の雑誌記事の印象とはかなり違う、相当厳しいものでした。
 ・対象は基本的に女性(基本的に底辺から25%の暮らしの人が対象)
 ・5人でグループを組む
 ・グループは、グラミンの仕組み、銀行の規則などを勉強する
 ・グループの一人一人が口頭で加入テストを受ける。
 ・正式にグループと認められても、月1回のペースで集会に参加しなければならない。
 ・ローンをうけるのは最初に2名。
 ・最初の2人が6週間以内に返済できたら次の2名。
 ・4名が返済できたら最後にグループリーダーへローンがおりる。

 これは相当な覚悟がないと借りられないですね・・。グループリーダーの重圧もすごそうです。しかも、底辺から25%の暮らしの人が対象な理由の一つに「貧しすぎて逃げるあてがない、今いる場所から動けない」という点が強調されているあたりがなんとも複雑です。
 しかしこれだけの手を考えて、訓練の手間もかけて、しかも1件1件が少額で、それでもビジネスとして成立している点はお見事です。ある意味「やっぱこれだけしないと商売にならないということか」と納得がいきました。
 携帯電話事業「グラミン・フォン」のおかげでバングラディシュの携帯電話の普及率はかなり高いと聞いたこともあります。また、養殖漁業や電力やインターネットなどにも進出しているようなので、銀行にかぎらず、一種の財閥のような感じで拡大していくのでしょう。
 これが継続的に貧困からの脱出に使われるとしたら、バングラディシュは相当なスピードで成長路線に乗ってくるかもしれません。今後も要注目です。

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2008年3月10日月曜日

英語への翻訳リンクをつけてみました

 右下のTranslate to Englishは日本語から英語に自動翻訳してくれるウィジェットです。Google Translator Widgetからコードをもらってきました。何故か英語から10ヶ国語へ変換する方は「coming soon」のまま止まっていますが、日本語-英語はちゃんと動きました。
 Google翻訳を利用しての翻訳です。ところどころに翻訳されない単語が残るのはご愛敬。
 自動翻訳は、PCが普及し始めたころから「夢のソフト」で、すぐにでも人の手を介さない翻訳の時代がくるような報道がされていた記憶がありますが、まだまだ「完成」への道のりは長そうですね。
 とはいえ、日ごろかなり翻訳ソフトのお世話になっています。
 翻訳ソフトが約に立つのは・・
 英文にしたいのに表現がまったく思いつかないとき→何種類かの日本語を訳してみて、とっかかりにする
 英語でも日本語でもない言語で書かれた文章を読みたいとき→翻訳ソフトの力におすがりするしかありません。

 「完成」には遠くても、結構役立っています。ありがとう自動翻訳。

2008年3月9日日曜日

お坊さんだって悩んでる:玄侑宗久・著

 仏壇もなく、墓参りの習慣もなし(遠方なので)、お坊さんにお目にかかるのは葬式のときだけという生活をしているので、却って「職業宗教家というのはどんな生活をしているのだろう」という点に興味があったりします。
 「お坊さんだって悩んでる」は月刊「寺門興隆」という寺院関係の専門誌のQ&Aコーナーをまとめたものだそうです。いろいろな専門誌があるものですね・・。
 最初に「問」があって、そのあとに著者の「答」が続くのですが、その問からして

 ・・(前半略)
 金銭欲はあまりないと思うのですが、こんな私は、僧侶失格でしょうか?[住職](P.76)

といった具合で、まさに「悩み相談室」そのままです。
 それなりに真摯な悩みが多いのですが、「へー、お坊さんって悟った人じゃないんだー」と驚いてしまいました。お坊さんからしたら「お坊さんと悟った人がイコールだと思っている一般人がいるのか」と驚かれてしまいそうですが。
 「副住職」という立場のお悩みが結構多く、文脈から見ると、どうも、「お寺の息子さん(住職=父)」であることが多いようなので、「ほほー。これは同族会社の社長(父)と専務(息子)のような関係であるようだな。世代間の価値観の差が寺院運営方針に軋轢を生みそうで悩んでいるのだな」と推測できて身近な気がしてきます。
 世襲が多そうな業界(と言って良いのだろうか・・まぁ職業だし・・)ですが、食うには困らないにしても、職業選択の自由が制限されてしまう「寺の後継ぎ」も悩みが多そうだなぁなどと、知らない世界だけにいろいろと空想をめぐらせてしまいました。
 一応「葬式仏教徒」であるため、いずれ生身のお坊さんとの接点が来る日があるでしょう。
 しかし、現時点では「何宗」のお寺さんにお世話になるかも知りません。来るべき日のために、失礼のないよう一般論ぐらい知っておかなければ・・。宗派については高校の「倫理」で習うんでしたっけ? 


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2008年3月8日土曜日

ラジオ講座1番組の年間のリスニング量は?

 NHK教育の英語講座について「効率が悪い」という意見があります。1番組に英語と日本語が混在しているため、リスニング量が稼げないという理由が挙げられることが多いようです。
 では、1番組を聴いた場合の年間のリスニング量はどれぐらいになるでしょうか。試算してみました。
 TVは見ていないので、ラジオ講座を対象に考えます。
 1番組15分として、2/3は英語、1/3は日本語と仮定。つまり1番組の英語の時間は10分とします。
 10分×週5日=50分
 50分×4週間=200分
 200分×12か月=2400分つまり40時間。

 一般的に何かをマスターするのに必要な時間が1000時間と言われます。「すべては英語リスニングで身につく」と仮定して1000時間を40時間で割ってみると、25。
 つまり1日10分のリスニングで25年間継続すれば1000時間に到達することになります。では、これを10倍量の1日100分(1時間40分)にあげると、2.5年で1000時間に到達です。
 こう考えると、確かに「1日1回1番組の聴取では効率が悪い」という意見にも一理あることがわかります。
 
4月からの英語ラジオ講座の平日の放送は1日7番組です。
1.基礎英語1
2.基礎英語2
3.基礎英語3
4.チャロの英語実力講座
5.徹底トレーニング英会話
6.ラジオ英会話
7.入門or実践ビジネス英語

1番組の英語10分として、10×7=70分。(聴取に必要な時間:15分×7番組=1時間45分)
全番組制覇でそこそこのリスニング量を稼げる計算になります。
ただし、全番組制覇するより、「繰り返し聴取」の方が身につく効率が良いように思いますが・・。

 お金を扱っている方ならご承知の、目標金額と利率と積立年数から、月の積立額を逆算するのと同じ手法です。目新しい考え方ではありませんが、「ラジオ講座だけで足りるか」について自分なりの解を出すには良い方法だと思います。
 4月からの聴取番組と学習方法について検討している真っ最中ですが、録音番組は1日3番組か4番組にして、最低2回は聴く(その日中とは限らず、土日でも目ざましでも)ことを前提に、VOA Special EnglishやESL PodcastやAudibleなどと組み合わせていこうかと思っています。
 ラジオ講座で貴重なのは「教材としてとても練られたテキスト」と「日本語で解説をしてもらえる」ことだと思っているので、日本語の多さをデメリットだと思っていません。
 上記も、「リスニングの絶対量不足」という意見に対する試算として、日本語部分を割愛しましたが、単純に番組聴取時間=英語学習時間としても問題ないと思っています。
 この「マスターまでに1000時間」と仮定する考え方を知ったおかげで、「こんなに勉強しているのに・・」ですとか、「どこまで勉強すれば良いのか・・」という悩みはきれいさっぱりなくなりました。「まだまだ1000時間に遠いのだからマスターにほど遠くてあたりまえ」と鷹揚に考えられるようになりました。
 実際のところ1000時間も「目安」ですから、「自分がそのときどうか」には個人差が相当あるでしょう。
 どちらにしても「何もしないよりはまし」になっていることは確かなので、日々こつこつ進んでいけば良いのだと思っています。

2008年3月7日金曜日

それはお弁当何個分?:基準価格を持つ

 「基準価格」と言っても、日経平均やTOPIXの話ではありません。普段の生活の話です。
 よく「コーヒー1杯分の値段で・・」などという広告を目にすることがあります。金額に具体的なイメージを結びつけて「可視化」することで判断の助けにしようという試みですね。
 日常生活でも、金額からイメージできる具体的商品を決めておくと、判断の助けになることがあります。
 350円を「コーヒー1杯分かぁ」と思うのと同じように、「〇〇何個分かぁ」とイメージするクセをつけるのです。
 普段使う金額や慣れ親しんでいるものによってその人ごとに何を「基準イメージ」とするかは違っていいのですが、経験から言うと、以下は避けた方が良いと思います。
・端数があると計算しにくい(350円など)
・金額が大きいと、イメージする機会が減る(お役立ち度が低い)
・価格変動の激しいものは(ガソリン単価や、ドル円レートなど)は当然向かない

 いろいろイメージしてみて、今おちついたのは500円=お弁当1個と考えるのを「My基準価格」としています。
 たとえば、1750円のものを前にして・・「うーん弁当3個ちょっとか・・1日くらせるわけだよなぁ・・。」もしくは「あ、そんなもんか、じゃ買っちゃえ」などと逡巡するわけです。
 1万円だと弁当20個です。すると3食弁当だとして1週間近く暮らせる価値ということになるので、「こりゃ重大な判断だ」と気もひきしまることになります。
 ちなみにコーヒーは、どうしても各チェーンの価格差から「コーヒー1杯をいくらと算定すべきか?」という点に最初に頭が行ってしまうため、不採用となりました。自分に何度も「問題はそこじゃないんだ!」と訴えてみてもだめでした。
 候補としたもの:
 ・コーヒー1杯の値段(よく広告にあるので、価格設定に迷って不採用)
 ・外食1回(いくらに設定すべきか迷って不採用)
 ・映画1回(日によって価格変動がありました)
 ・コンサート1回(3000円としても5000円としても単価が高すぎて使いにくい)
 ・ラジオ講座テキスト代(330円か350円ですが、これも使いにくい。しかも春から値上げ)

 「弁当基準」にしてからは基準が500円単位なので、小さな無駄買いが減ったように思います。
 こんな面倒なことをしなくても、さっと「的確な判断」ができれば一番良いのですが、金額の「価値」をなかなか見極められない人にはお勧めの方法です。

 
 
 

2008年3月6日木曜日

数字の話

 数字について似た話が数字に弱いあなたの驚くほど危険な生活アジア語楽紀行:旅するヒンディー語のテキストに載っていました。
 旅するヒンディー語のテキストP62のコラム「数字の話」(著者:町田和彦氏)から引用すると

 ゼロが後世の数学の発展に与えた最大の貢献は、ゼロを表す記号の発見です。

 だそうです。これで桁そろえができるようになり、計算が楽になるということです。同様の話が「数字に弱いあなたの驚くほど危険な生活」にも載っていました。言われてみれば、漢数字で表記された足し算は直感的に分かりにくいですよね。
一 + 三 = 四
こう書くと四ではなく横棒四本引きたくなります。
それと、アラビア語の「アラビア数字」は、1234567890ではないんですね。
コラム「数字の話」には
・「いわゆる」アラビア数字
・「アラビア文字の本当の」アラビア数字
・「ウルドゥー語で使う」数字
・「デーヴァナーガリー文字の」インド数字

の表が載っています。「いわゆる」アラビア数字の他は全然読めません。言われなければ数字ということにすら気づけません。
 世界は広い・・。
 

2008年3月5日水曜日

基礎英語&レベルアップ英文法:難しくなってきた・・

 去年の4月は、「ABCの歌」を放送していた(基礎英語1)ことなど忘れたかのように、基礎英語の2講座とレベルアップ英文法が難しくなってきました。
 基礎英語2は現在完了、レベルアップ英文法は関係副詞が今週のテーマです。スキットの文章、自分で英作文しろと言われたらできません。うーん。手ごわい。

2008年3月4日火曜日

NHKラジオ講座:最後の1か月

 3月に入っていよいよ今年度のラジオ講座と最後の1か月となりました。
 基礎英語2は15日、レベルアップ英文法は17日で新作は最後(あとは復習として過去分の再放送。)ですし、英会話上級も今月までです。ビジネス英会話のMr.高橋シリーズも今月で終了(来月からは新主人公)。
 ものしり英語塾も、大杉先生とリサ先生の30分番組での続投は嬉しいけれど、ジェームズ天願先生のコーナーがなくなってしまうのが残念。
 慣れ親しんだ番組が終わってしまうのはさびしいですが、来月から何を聴くか楽しく熟考中です。
 基礎英語3講座が毎日新作となると、すべて聴くのは消化不良になるのが見えているため、聴く講座を絞り込もうかと考えています。しかし、全部録音可能な環境があるとかえって「聴かない決断」をするのが難しい。
 今のところ、基礎英語1と2から卒業して、3以上を聴こうかと考えています。基礎英語1,2レベルだと、あやふやな点は秋以降の講座に現れるようなので、少なくとも前期はカットしても良いかなと。
 それにしてもコンテンツがありすぎて消化不良とは、なんと贅沢な悩み!

2008年3月3日月曜日

読書のお伴にクラッシック:OTTVA

 読書のときは、BGMは言葉の入らないものにしたい性質です。そこでネットラジオをいろいろ探して、TBSのクラッシック専門局OTTVAに落ち着きました。
 クラッシック専門局と銘打っていますが、NHKFMのような、長大な交響曲を1曲を延々と放送するタイプではなく、「さび」部分を少しずつつないであるタイプです。聴く人を退屈させないよう、かなり選曲と抽出部分には工夫がしてあります。
 ポッドキャストもあり、気になる曲はネットから購入もできる、いたれりつくせりの構成です。CD購入には勇気がいる現代作曲家の曲でも気に入ったものだけ気楽に買えそうで、ちょっと楽しみです。

2008年3月2日日曜日

数字に弱いあなたの驚くほど危険な生活:ゲルト ギーゲレンツァー Gerd Gigerenzer・著、吉田 利子・訳

 「数字に弱いあなたの」という邦題だと「数学は得意」「理系」の人を読者対象から除いてしまうような気がしてもったいない。
 不確実性をもとにした意思決定の研究をしている著者が、確率を「どう理解するか」「どう表現するか」で意思決定が左右されることを解説した本です。
 「数字オンチ」によって、間違った意思決定が病気や裁判など人生の重大な場面で専門家、一般人を問わず起こっているのではないかと問題提起しています。
 著者は、この意思決定の誤りを防ぐために、確率をパーセントや分数ではなく、自然頻度(例:この病気になるのは100人のうち1人です)で表現することを推奨しています。たしかに例を見ていくとその方がはるかに理解しやすい。
 文中「ベイズの法則」というものが何度も出てきます。ベイズの法則とはなんぞや?と検索してみたところ、「ベイズ理論」「ベイズの定理」とも呼ばれているようです。
 ベイズ神父のお顔も知ることができる2003年のCNET JAPANの記事をご紹介。
グーグル、インテル、MSが注目するベイズ理論
 1980年代まで日陰の学問だったようですが、ここにきて返り咲いているようです。


 「数字オンチ」について著者は次のように表現しています。以下引用。
 
 自分にかかわるリスクの対する無知と、そのリスクを正しく伝えないこと、これは数字オンチの二つの側面である。第三の側面は、「統計数字から正しい結論を引き出す」という問題に関係する。この第三のタイプの数字オンチは、あるリスクについて的外れな考え方をして間違った結論を引き出す。的外れな考え方は、リスクが伝えられた場合にのみ可能になる。(P.53)


 うーむ。どの側面でも困ったことです。医療や裁判でその分野の専門家が「数字オンチ」であったために、専門家から間違った情報を伝えられるという事例がいくつも記載されています。恐ろしいのは伝えられた側も「数字オンチ」であると誰も間違いに気付かず事態が進行していってしまうということです。
 以前紹介した「がんから始まる」でも(実際にはがんなのに)「がんではないですか」と質問して「それはない」と回答されて早期発見のチャンスを逃したことが記載されていましたが、そういうことかと納得がいきました。
 しかし、では自分が専門家の立場だったらどうかというと難しい。たとえば検査結果で陰性だったとして「1000人に1人はこの検査で陰性と出ても病気のこともあります。しかし、あなたがその1人かどうかは別な検査をしないとわかりません。どうしますか?」と陰性の人全部に聞いて回るのも現実的には困難そうだし・・。
 ただ、自分が患者であった場合に、「1000人に1人は陰性でもこの病気なのだからさらに調べたい」と判断したら、調べてもらえる体制は欲しいです。「病気じゃないからダメ」と門前払いされそうですが・・。
 どちらにしても著者は「確実性という幻」に惑わされないように、繰り返し書いています。「偽陽性」「特異度」という言葉を知ることができただけでも読んだ甲斐がありました。
 しかし、2003年初版のこの本の新品が、現時点で手に入らないようです。しかも中古が定価より高くなっているし。確実性の幻を見ていました。
 ハードカバーなので図書館にあるかもしれませんから、興味のある向きは図書館の捜索もお忘れなく。

数字に弱いあなたの驚くほど危険な生活―病院や裁判で統計にだまされないために数字に弱いあなたの驚くほど危険な生活―病院や裁判で統計にだまされないために
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関連リンク:ちょっとブログ: がんから始まる 岸本 葉子・著

2008年3月1日土曜日

英語学習者向けPodcast:ESL Podcast

 今でこそ、英語、日本語のラジオ、Podcastで「音声漬け」生活をしていますが、英語が好きだったわけでも、留学経験があるわけでもありません。
 ただ、幸いなことに、周囲に英語上級者がたくさんいる環境なので、興味本位で「その英語力をどうやって身につけたのですか?」と質問してみたことがありました。
 その中で「まずたくさん聴くこと。」というコメントが印象に残って、「では自分もちょっと挑戦してみようか・・」となったという、「瓢箪から駒」式のきっかけが音声漬け生活のはじまりでした。
 しかし、なんせ「素人」ですから最初は番組選びに四苦八苦。ニュースは固有名詞しか聴きとれず意味不明。ドラマにはあまり興味がなく、洋楽に興味があるというわけでもない。しかも最初は必死で聴くのでとにかく疲れて疲れて・・日常生活にも支障が出そうでした。
 その中で、自分がついていけるかもしれない英語番組として希望の光となってくれたのが、VOA Special EnlishESL Podcastでした。ESL Podcastは英語学習者のための番組で、ESL Podcast123(回数)というスキット形式の回と、English cafeという米国文化紹介とリスナーからの質問回答コーナーの回の2つに分かれています。
 スクリプト(itunesの場合iマークをクリックすれば見ることができます)とPodcastは無料ですが、詳しい解説が欲しければ有料会員になって入手することもできます。
 実はESL Podcast、第1回から全部聴いています。今が351回目でEnglish cafeは126回目ですから、配信を続けてくれていることに感謝です。English cafeが始まったころは聴きとれず、話題についていけませんでしたが、今はEnglish cafeを楽しみにしています。
 時間があれば、有料会員になって(毎月$10ですから安いものです)スクリプトもしっかり「お勉強」してみたいのですが、ラジオ講座がその前に待っている・・。
 いずれ、最初にさっぱり意味がわからなかったころのEnglish cafeを聴きなおしてみたいです。はたして意味がわかるようになっているでしょうか・・。