2000年発行の本なので、PCに関する記述はちょっと古いところもあるものの、基本的な「何を捨てていいのか」という考え方は役に立ちます。さして厚い本ではありませんし、さすが情報の海を生き抜いてきた著者だけあって、指南も明快です。一例をあげますと・・。
じつに単純なことですが、古くなった情報は役に立ちません。捨てましょう。(P.99)
シンプルすぎて爽快感すら漂います。
「人間だから処理できる量には限りがある。処理できない分は捨てなさい」という方針が一貫して貫かれています。実はこの本も、基礎英語3を「聴かない決意」をする後押しとなりました。
前半部分が秀逸です。後半部分は、テキスト主体のWIN3.1や95時代からのユーザーはともかく、最近PCを使うようになった人には縁のない話だと思います。それこそ「必要のない部分は読まない」で時間を節約する手もありでしょう。
著者も何もかもに目を通せとは言っていないのできっと許してもらえるはず。
それでも上記の引用のようなシンプルな断定が「指針」として役に立ちます。
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