「基準価格」と言っても、日経平均やTOPIXの話ではありません。普段の生活の話です。
よく「コーヒー1杯分の値段で・・」などという広告を目にすることがあります。金額に具体的なイメージを結びつけて「可視化」することで判断の助けにしようという試みですね。
日常生活でも、金額からイメージできる具体的商品を決めておくと、判断の助けになることがあります。
350円を「コーヒー1杯分かぁ」と思うのと同じように、「〇〇何個分かぁ」とイメージするクセをつけるのです。
普段使う金額や慣れ親しんでいるものによってその人ごとに何を「基準イメージ」とするかは違っていいのですが、経験から言うと、以下は避けた方が良いと思います。
・端数があると計算しにくい(350円など)
・金額が大きいと、イメージする機会が減る(お役立ち度が低い)
・価格変動の激しいものは(ガソリン単価や、ドル円レートなど)は当然向かない
いろいろイメージしてみて、今おちついたのは500円=お弁当1個と考えるのを「My基準価格」としています。
たとえば、1750円のものを前にして・・「うーん弁当3個ちょっとか・・1日くらせるわけだよなぁ・・。」もしくは「あ、そんなもんか、じゃ買っちゃえ」などと逡巡するわけです。
1万円だと弁当20個です。すると3食弁当だとして1週間近く暮らせる価値ということになるので、「こりゃ重大な判断だ」と気もひきしまることになります。
ちなみにコーヒーは、どうしても各チェーンの価格差から「コーヒー1杯をいくらと算定すべきか?」という点に最初に頭が行ってしまうため、不採用となりました。自分に何度も「問題はそこじゃないんだ!」と訴えてみてもだめでした。
候補としたもの:
・コーヒー1杯の値段(よく広告にあるので、価格設定に迷って不採用)
・外食1回(いくらに設定すべきか迷って不採用)
・映画1回(日によって価格変動がありました)
・コンサート1回(3000円としても5000円としても単価が高すぎて使いにくい)
・ラジオ講座テキスト代(330円か350円ですが、これも使いにくい。しかも春から値上げ)
「弁当基準」にしてからは基準が500円単位なので、小さな無駄買いが減ったように思います。
こんな面倒なことをしなくても、さっと「的確な判断」ができれば一番良いのですが、金額の「価値」をなかなか見極められない人にはお勧めの方法です。
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