右下にブログパーツを張りましたが、作家さんが、印税の2割を特定非営利活動法人ジェン(JEN)という団体に寄付するChabo(Charity Book Program)という活動が始まったそうです。
読者は普通に?本を購入するだけで特に負担はなく、作家さんは寄付分が「天引き」されて残りが自分の手元に入るという仕組みのよう。この「天引き」というのが利にかなっていて「さすがベストセラー作家さんの集団だな」と感心。
かなり昔のことですが、何度か業務上のボランティア活動の一環で街頭預金の募金呼びかけに立ったことがあります。街頭募金って「お札」がものすごく「大金」な気がしませんか?1000円札を入れようとする人がいると「いいの?本当にいいの?」と内心思ってしまったりして・・。小銭であっても、「塵も積もれば山となる」ので、街頭募金という方法が悪いというわけではありませんが、「10円100円の好意」とそれを呼びかける人が費やす時間を考えると、効率的な方法とは言えないという実感がありました。
また、たとえば「1000円を振り込みで寄付」をしようと思った場合の心理的ハードルも高いのではないでしょうか。用紙を入手してATMまで行って・・。もしくは、口座を探して手続きして・・などと考えるだけで面倒になって「やっぱりやーめた」となるケースも多そうな気がします。
実は某国際NGOの「月1000円」の寄付プランに参加しています。加入前は「年12000円か・・それだけあったら本が〇冊ぐらい買えるけれど」ですとか「こんな若輩者が寄付をするなどおこがましいのでは・・」などと加入しない理由をさんざん考えて逡巡しました。
しかし、いざ思い切って加入して、寄付が自動引き落としされるようになると「あ、寄付してたんだった」とたまに思い出すぐらいで不思議なぐらい気にならないのです。その実感から「印税から天引き」の仕組みは「心」のハードルを低くする良くできた仕組みだと思います。
何か社会貢献を・・と考えていても踏み切れない人でも「本を買う=ちょっと社会貢献」になるというのも面白いです。最近は新刊を買うべきか、古本屋で買うべきかという選択肢もありますが、「ちょっと高くても社会貢献になるなら本屋で買う」という購買行動も誘導できそうです。
まだ当地では書店でこの帯には出会っていませんが、面白そうな本がたくさんあるので、Chabo帯を見かけたら記念に?まずは一冊買ってみようと思っています。
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