2008年1月19日土曜日

ウォールデン 森の生活 ヘンリー・D. ソロー ・著、今泉 吉晴・訳

ヘンリー・デイビッド・ソロー(Henry David Thoreau)は19世紀のアメリカの思想家。自然文学の名著と聞いていくつか別の翻訳版を読もうとしたことがありましたが、難解または退屈で挫折していました。読み通せたのはこの今泉訳のみです。読んで「19世紀のアメリカにこんな考え方の人がいたんだ」と衝撃を受けました。別の翻訳でもさっさと衝撃を受けられるぐらい読解力があればよかったのですが・・。
 ほぼ自給自足の生活を「シンプル」と表現して良いのか迷いますが、モノやお金に依存しない生活を実践しているので今で言う「シンプルライフ」の先達です。19世紀のアメリカでも「みんな服買いすぎ、家具持ちすぎ、本当にそれは必要?」という感覚を持った人がいたのですね。1年に1度ぐらいのペースで読み返したくなる本。「読める訳」を提供してくださった今泉吉晴氏に感謝。

ウォールデン 森の生活ウォールデン 森の生活
ヘンリー・D. ソロー Henry D. Thoreau 今泉 吉晴

小学館 2004-04
売り上げランキング : 6724
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

0 件のコメント: