2008年4月18日金曜日

白水社のWEBのエッセイが面白い

マイナー語学をかじったことがあるひとにはおなじみの白水社のWEBを見たところ、とても面白いエッセイがたくさんあるのでご紹介。
 連載・エッセイのページにシンプルに表示されていますが、これがもう雑学の宝庫。思わず読みふけってしまいました。
 その中でも「愛書狂」(永江朗・著)の第11回で、洋書をカッターで分解する話が出て、私と同じ!とちょっと嬉しくなりました。とはいえ、当方は洋書を簡単に読みこなすレベルではありません。したがって分解の憂き目にあうのは、日本語の雑誌などが主となります。
 分解しておきながら「読まないよりはましだろう」とひとり言い訳をする微妙な罪悪感も同じ。
 ただし、日本の文庫本やハードカバーはとても装丁に気合が入っているものが多いので、装丁家に失礼な気がして分解できません。その点洋書、とりわけペーパーバックは紙質といい、装丁の気合の入らなさといい、分解してもあまり罪悪感は感じなくて済みそうで、いずれ洋書を読みこなす日が訪れたら、ぜひ分解してみようと夢みてしまいます。
 雑誌なども分解しなれてくると即座に「のり止めか」「ステープラー止めか」などから、最適と思われる分解方法を自然と選択できるようになります。今ではNHKテキストの分解も手慣れたものです。
 雑誌などは読み終わったページはそのまま捨ててしまいます。もしも、再度必要になったら、その場合はもう一度購入しようと覚悟を決めています。それぐらいのコストはしかたがないでしょう。
 NHKテキストは広告ページなどを抜いた「スリム化バージョン」にすることも多いです。1冊1冊がたまってくると意外にスペースをとるので、せめてもの対抗策です。
 使い倒したうえにスリム化工作までされるテキストも、「愛書狂」と同じく「オリジナルの本」へと進化をとげたわけで、きっと受難?を甘んじてうけてくれると信じています。

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