2008年8月3日日曜日

洋書はYOHAN、倒産

 「洋書はYOHAN」のキャッチコピーで知られる日本洋書販売(株)が自己破産申請をしたそうです。「普通の本屋さんで扱っている洋書」を牛耳っていた?会社といえばわかりやすいでしょうか。
 薄っぺらい海外雑誌が「なんでこんなに高いの!」という値段で売られているのも、この会社さんの価格政策のおかげ?でした。
 とんでもないレート換算になる日本円ラベルを眺めつつ、「どういう為替政策をとっているのだろう」「いまどき、こんなに内外価格差をつけて、消費者離れを起こさないのだろうか」と職業柄素朴な疑問を抱いていましたが、なるほどやっぱりそうですか・・という感想です。
 それでも、実物を手にとって購入したい本などは、アマゾンなどを通さず、本屋で買っていますので、それなりにお世話になっていたわけで、感慨深いものがあります。
 子会社のいくつかは民事再生だそうですし、事業でお金になる部分は既に取り合いになっているのではないかと想像しますので、本屋の洋書が消えることはないと思っています。
 しかし破綻の理由が報道されいるような売上不振からならば、今までの「コストを消費者へ露骨に転嫁」方式の価格政策ではだめだということがはっきりしたわけです。まぁ、為替などを扱っている会社さんですから、変な金融商品にひっかかってしまったとか、表に出ない破綻の理由があるのかもしれませんけれど・・。
 本屋ルートでの洋書販売の「儲けの方法」をこれからどこがどのように編み出すのか、注目です。

0 件のコメント: