2008年2月10日日曜日

パンダ通 黒柳 徹子、岩合 光昭・著

 なんだかよくわからない生き物「パンダ」についての本。パンダの写真とパンダについてのエッセイとパンダについての対談で構成されています。掲載されている写真をしっかり眺めると、パンダって爪と歯がすごく鋭い。「やわらかそう」な見た目とギャップがあります。
 対談は「録音をテープ起こししたままでございます」といった感じなのですが、話している内容に「???」となってしまう部分が。

 岩合 食べて、ええ。まあ、タケネズミとかそういうのは食べると思うんですけれど。
 黒柳 でも、変わってますよね。竹を食べたりね、少しでも、お肉食べたり。
 岩合 竹は冬でも枯れないし、たくさんあるし。竹の中にネズミがいたら、一緒に食べてしまう。(P134~135)

 前提知識のあるお二人の会話なのでさくさくと進んでおりますが、読んでいるこちらは、「タケネズミって何?かぐや姫みたいな状態で竹の中にいるの?それをパンダが気にせず・・・」とクエスチョンマークが頭上に大点滅。タケネズミがどんな動物か、それに関する情報は本書にはありませんので、独自調査をしたところ(ネットを検索しただけですが)英語版WikipediaにBamboo Ratのお写真がありました。

 それと、対談で黒柳氏がパンダの鳴き声をいろいろ真似て、岩合氏がほめているのですが、読んでもいまひとつ想像できないので、またもやネットで探してみました。
 いくつか見つけたのですが、この本で出てくるような「何これ?」感が出ているのがアニマルプラネット(英語版)のMeet the pandaでした。SoundをOnにしてBirthやWild conversationsを選べばその奇妙な鳴き声が聞けます。対談中に羊とかイヌとか言われていたことがようやく理解できました。
 本書の写真がオールカラーだった素晴らしかったのですが・・、新書ですし、パンダ入門といった趣なので贅沢言ってはいけませんね。前半にちゃんとカラー写真もありますし。

 余談ですが、岩合氏のポッドキャスト「岩合通信」も短い番組ですが「ええっ」という話があって面白いです。

パンダ通 (朝日新書 73)パンダ通 (朝日新書 73)
黒柳 徹子/岩合 光昭

朝日新聞社 2007-10-12
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