そこで、うおつか流台所リストラ術。「自分向けなら何を実験しても良い」という点を最大限に生かした、料理と生活の「思想書兼レシピ本」です。
乾物の取り扱い方、保温調理など、軽い読み物風なのにこれだけ即日役立つポイントを盛り込んだ本はなかなかありません。以下引用。
では「安い食材」とは何かを整理してみましょう。
「安い食材」には見た目が悪いもの、調理方法が分かりにくいもの、流通がだぶついて困っているものなどがあります。前述した魚のあらなどは「目玉がこっちを見てる」とか「気持ちワルーイ」などと言われて嫌われているようです。(文庫版P.24)
この調理方法が分かりにくいものの代表が乾物ですが、この本を読めば「乾物恐怖症」は解消。
ただし、もしインスタント系の味、塩辛味などが好みであれば、著者のレシピは相当な薄味に感じるかも。舌を食材自体のうまみがわかる状態に戻すには、インスタント断ちをするぐらいの気合が必要かもしれません。反対に、味付けなしの豆腐のおいしいまずいが判定できるような舌の持ち主であればかなり好みの味に仕上がるのではないかと思います。
文庫版(絶版?)
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ソフトカバー版(こちらは絶版ではなさそうです。タイトルが1文字違います)
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